いたこちらモードアオキ服飾研究所
50代のご夫婦のご依頼です。
ご主人は2009年に仕事中の転落事故で頸髄(けいずい)を損傷し、胸から下が動かなくなる障害があります。
奥さまが着脱しやすいように、お気に入りで今流行りのモコモコジャンパーにファスナーを付けてほしいとのことです。
ご主人は済生会金沢病院に通院しており売店の常連さんです。
いつも介助犬のピースケと一緒にご来店です。北陸3県で唯一の介助犬利用者です。
ちなみにピースケは二代目相棒で、初代は同じラブラドルレトリバーのタフィーでした。
タフィーは人間に例えると七十歳を迎えたため引退したそうです。
売店は美味しくて魅力的な食べ物がたくさん並んでいるけど、動じません。スゴイ!
携帯を落としたら取ってくれたり日々の動作の介助をします。
さてご依頼の衣服はこちら↓
背中心と脇からの開閉と選択肢がありましたが、
前にファスナーがあるのので片腕さえ入れば、もう片腕は上げなくても入るので、
右脇のみ開閉に決めました。
裾からわきの下を通り脇の下から10㎝まで、全長55㎝のファスナーを付けました。
仕上がったジャンパーを着用して撮影させて頂きました。
これまではワンサイズ大きいものを着用してたので、お腹の周りがダブってしまってたそうです。着せられる側の負担も少なくいようで喜んでいただけました。
少しずつ外出の機会が増え人の目につくところでピースケに介助作業をしてもらうことで、介助犬という存在を知ってもらえるようにご主人は活動しています。
それにご夫婦はまだまだお若いです!オシャレを楽しんでほしいです!
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